メグ家のこだわり

「家族が安心して食べられる野菜を」

すべては、ひとつの疑問から始まりました。
「本当に安心できる食材を、自分たちは毎日口にしているのだろうか。」
その問いが私たちを畑へと導き、思いもよらない“新しい暮らし方”の扉を開きました。

畑の中

安定を捨てて「土」に触れる道を選んだ

「安心して食べられるものを届けたい」という思いから、私たちの挑戦は始まりました。

かつて、私は会社員、妻は病院で栄養指導を行う管理栄養士でした。

日々「健康」と向き合う中で、一つの答えに辿り着きました。

それは、「健康の土台は、何を食べるかにある」ということです。

アレルギーや生活習慣病が増え続ける現代。

人生100年時代と言われますが、ただ長生きするのではなく、最期まで自分の足で歩き、美味しいものを美味しいと感じられる人生でありたいと願っています。

多忙な日々の中で、食への意識が後回しになってしまうことも多いかもしれません。

私たちは幼い頃から、添加物や農薬を含んだ食生活を送り続けています。

それらは「食べてすぐにどうにかなるもの」ではありませんが、長年の積み重ねとして体に蓄積されていきます。

それがいつしか、心身の不調を招くきっかけの一つになっているのではないか——。

 

「食べてすぐに体は変わらなくても、10年後の自分を作るのは、今の食事」

この想いが、私たちを突き動かす原動力となりました。

無農薬野菜が教えてくれた。

「本当の野菜」との出会い

きっかけは、妻の実家で口にした、無農薬の採れたて野菜でした。

一口食べて、言葉を失いました。

「野菜って、こんなに味が濃くて、甘くて、美味しいんだ」と。

スーパーに並ぶきれいに整った野菜とは違う、不揃いな形。

でも、そこには溢れんばかりの「命の力強さ」が宿っていました。

「この味を、自分たちの子どもに食べさせたい。そして、食の安心を願う食卓へ、この味を届けたい」。

その想いが溢れ、私たちは都会を離れ、田舎への移住を決意しました。

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ゼロではなく「マイナス」からのスタート

移住して目の当たりにしたのは、数年も放置され、ジャングルと化した耕作放棄地でした。
私たちの農業は、種をまくことではなく、「ゴミを拾い、土を浄化する」という途方もない作業から始まりました。

土を掘り起こして驚いたのは、大量のゴミでした。

古い瓦や鉄くず、そして地中に何重にも埋まった、土に還らない過去のビニールマルチ。

 

最後は這いつくばるようにして、手作業で一つひとつ取り除きました。

取っても取っても出てくるビニールを剥がす日々は、気が遠くなるほどの根気が必要でした。

効率は悪いかもしれません。

でも、「口に入れても安全な土」にしなければ、私たちの農業は始まりません。

重機での撤去作業マルチIMG
開墾前の耕作放棄地ジャングルDCIM 107APPLE IMG
鹿柵設置DCIM 121APPLE IMG 1938

さらに、大きく育った草木の根株は想像以上に強く、つるはしで一つひとつ掘り起こす日々。 ようやく土が見えてきた頃、今度は獣害の壁にぶつかりました。

 

「収穫前に食べられるわけにはいかない」と、地域の皆さんに助言をいただきながら、自分たちの手で防護柵(鹿柵)を設置しました。

整地DCIM 121APPLE IMG

絶望的なジャングルから、ようやく土が見え、畝が立ち始めた時は、本当に感無量でした。諦めずにやりきったからこそ見えた、メグ家の「未来の食卓」の風景です。

ここが、安心安全な野菜を育むための、私たちの揺るぎない土台となりました。

腐葉土作りDCIM 126APPLE IMG

メグ家が約束する3つの「不使用」

私たちは、この再生した土壌で、以下の3つの不使用を徹底しています。

 

農薬不使用:口に入るものは、化学物質を徹底的に排除。安心して皮ごと、丸ごと食べられます。

化学肥料不使用:土本来の力を信じ、急激な成長を促しません。自然なサイクルでゆっくり育てることで、野菜本来の力強い味が宿ります。

除草剤不使用:雑草は手で抜くか、刈り取って土に還します。土壌を守り地下水へも負担をかけない選択です。

 

開墾したての痩せた土地に、落ち葉や米ぬかなどの堆肥をたっぷり施し、時間をかけて土に力を蓄えてきました。

 

「健康な野菜は、健康な土からしか生まれない」

この信念のもと、土の力を最大限に引き出す努力を日々続けています。

 

冬以外、畑は雑草との戦いです。

しかし、刈り取った草は土の乾燥を防ぐためのマルチとなり、やがて肥料として自然に還ります。

自然を壊さず、活かす農業。

動物との知恵比べも含め、この挑戦は驚きと面白さの連続です。

生き生きとした、力強い野菜を届けたい

昨今の異常気象もあり、自然を相手にする農業に「絶対」はありません。

毎日空を見上げ、野菜一つひとつの表情を見守りながら、手探りで歩んでいます。

 

私たちは、効率を求めた大量生産はできません。

小規模だからこそできる、手間暇を惜しまない野菜づくりを貫いています。

 

家族のために始めた、安心できる野菜作り。

少し不格好かもしれませんが、自然の中で力強く育った「メグ家の野菜」を、食の安心を願う皆様の食卓へお届けしたいと思っています。

 

私たちの、耕作放棄地からの挑戦はまだ始まったばかりです。

この「安心と挑戦の証」を、ぜひあなたの食卓で実感してください。

そして私たちの歩みを、一緒に応援していただけたら心から嬉しいです。

収穫野菜DCIM 126APPLE IMG 6091